私立と公立で違う、教員の働き方

教員は、小学校や中学校、高等学校などの教育機関において、児童や生徒などの子どもを指導する立場の人を指します。教員免許を取るためには、教育系の大学などで教員になるための課程を修了し、教職試験に合格して教員免許を取得する必要があります。資格が取れてからはあくまでスタートなので、その後も数々の試験をこなしていかなければなりません。

教員の就職先としては、公立学校か私立学校かが悩みどころではあるかと思いますが、一般的には、公立学校の方が自治体が採用を行うので、雇用が安定しており、福利厚生面でもやはり強力なため人気です。公立学校の場合は教員採用が「教員採用試験」で統一されています。ただし、公立学校の場合には異動が強制的にあります。男女や経験のバランスを保つためであったり、地域間の偏りをなくすためであったりと、実に理由はさまざまです。違う分野の科への異動なんかもあり、自分が培ってきたスキルを活かせない可能性もゼロではありません。

一方、私立学校ならばさまざまな採用形態があります。私立学校では常勤講師のみならず、非常勤講師としての働き方ができることも魅力です。自分に合った働き方ができる点から、公立から私立への転職も珍しくありません。しかし、私立の場合は公立と違って、欠員が出たり、新規で必要が無ければ採用試験は行われません。そのため、正規で採用されるには狭き門である場合もあります。その場合は私立学校教員派遣センターに登録すれば、私立学校で勤務する機会を得る可能性が出てくるので、登録だけ行っても損はないでしょう。

自分の納得のいくワークスタイルを選びましょう。