通販の普及で小売・流通業界はどう変わった?

私たちが生活を営む上で、欠かせないものの一つに買い物をするという行為があります。スーパーやコンビニなどで直接品物を買うといった場合や、個人や職場でネットで注文し、商品を運んでもらうなど、方法は様々です。スーパーなどの身近なものの買い物をする所や、ホームセンターなどの専門的な物を買う所、さらには百貨店など様々な業態があります。いわゆるそれらの小売業界の売上高は年々拡大傾向にあります。その大まかな内訳は、コンビニ・スーパー・ドラッグストアなどでは増加傾向で、ホームセンター・家電量販店は微増傾向、百貨店などでは微減傾向にあるようです。この傾向は、日本を訪れる外国人観光客の増加などが追い風になっているようです。

そしてそれを支えているのが商品を運んだり、個人の買い物等の宅配便などのいわゆる流通業界です。こちらの業界も様々なニーズの高まりから年々増加傾向にあります。貨物の輸送は微減傾向にありますが、個人向けの宅配便の需要が増加傾向にあることにより、全体的に増加しているといった現状です。特に個人向けの重要は近年急激に増えたもので、需要は増えたが業務の増大により人手の確保が出来ないといった問題に悩まされています。これに対応するため拠点の集約化などの業務の効率化などが急務となっています。